ISBNコード978-4-08-786036-8
新書判 160ページ 900円(本体)+税
2013/9/26発売
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がんになりたくなければ、ボケたくなければ、
毎日コーヒーを飲みなさい。
著者:岡希太郎
毎日1杯のコーヒーが肝臓がん発生リスクを半分に減らす!
やっぱり、コーヒーは体にいい、百薬の王である。
◆コーヒーはからだにいいらしい。なんとなく流布している噂の真相に薬理学の観点から迫る。
◆実際、コーヒーは体にいいことは医学上の確かな裏づけがある。肝臓がん、アルツハイマー、2型糖尿病、パーキンソン氏病、アルコール性肝炎、動脈硬化などなど、その予防効果の秘密は、まずは「カフェイン」と「ポリフェノール」のW効果にある。そのほか香りや色に含まれる成分も含めて、コーヒーはまさに百薬の王様なのだ。
◆「脳に老人斑ができ始める前に、コーヒーを毎日1杯欠かさず飲んで、十分な必須栄養素をとり、総カロリーを抑え目にする生活習慣をつけよう」と提案する、サラリーマンのお手軽健康バイブル。
●目次
はじめに
第1章 コーヒーは本当に体にいい
●コーヒーの起源は「くすり」
●コーヒーは肝炎ウィルスの増殖を抑える
●コーヒーは動脈硬化予防に有効
●糖尿病と脳卒中の予防にも朗報
●ペアを組むと強く働くカフェイン・パワー
●がんの最先端治療に希望
●ポリフェノールとは何か
●ニコチン酸とNMP
●コーヒーvsお茶
●カフェインとポリフェノールの相乗効果
●コーヒーとさまざまながん予防の期待
●2型糖尿病をコーヒーで予防
●パーキンソン病予防の期待
●「百薬の王」コーヒーがアルコールの毒を消す
●他にもあるコーヒーの毒消し作用
●紫外線によるシミ、皮膚がん予防
●コーヒーと脳とアルツハイマー病の関係
●コーヒーが認知症リスクを回避
●アルツハイマーを発症する前に
●進むアルツハイマーとコーヒーの研究
●コーヒー飲んで脳トレーニング
●コーヒーは貧血の特効薬になるか?
●「コーヒーは冷える」に根拠なし
●コーヒーは「特保」を超えた
●飲み過ぎは逆効果
第1章まとめ・コーヒーの有効成分
メタ解析によるコーヒーの病気予防効果
岡希太郎の「がんにならない8か条」
第2章 どんなコーヒーをどのように飲むといいのか?
●アラビカ種とロブスタ種
●浅煎り・深煎りで変わる成分
●煎りの深さの違う豆で「成分ブレンド」
●がんを予防するコーヒーは
●糖尿病を予防するコーヒーは
●アルツハイマー病を予防するには
●悪玉成分を除く技術
●カフェイン入りかデカフェタイプか?
●コーヒーの成分を生かすために覚えておくといいこと
☆その1 温度と蒸らし時間
☆その2 コーヒーの種類と作用の違い
〈インスタントコーヒー〉
〈缶コーヒー〉
☆その3 砂糖とミルク
☆その4.ダイエットなら食前に
☆その5.豆の挽き方
☆その6 コーヒー豆の保存と有効成分
☆その7 便利な淹れ方・飲み方
●コーヒーを良い意味で「癖」にする
●1日何杯まで飲んでいいか?
第2章まとめ・成分ブレンドの勧め
第3章 食と長寿と病気予防
必須栄養素とコーヒーの相乗効果
●重要なのは約50種の必須栄養素
●なぜ必須栄養素をとらねばならないのか
●ポリフェノールは混ぜると効く
●カロリー制限より必須栄養素
●「肉より魚」ではなく「5品より10品」
●味と色は栄養選びのめやす
●栄養素を助けるコーヒー成分
●カルシウムを減らさないコーヒーの飲み方
●コーヒーは腎臓の寿命を延ばすか?
●コーヒーは尿酸値のバランスをとるか?
●コーヒーは「オートファジー」を助けるか?
●コーヒーで腸内細菌が元気に
●コーヒー活用アドバイス
◇35歳 スーパーマーケット店長の減量計画
◇39歳 霞ヶ関キャリアの生活改善
●病気の初期症状を見逃すな
第3章まとめ・PPKの約束事
岡 希太郎(おか きたろう)
1941年東京都出身。東京薬科大学名誉教授、金沢大学コーヒー学講座講師。東京薬科大学卒業、薬学博士(東京大学)。スタンフォード大学医学部留学。薬化学と臨床薬理学を専攻。著書に「臨床薬理学」(朝倉書店)、「なるほどくすりの原料としくみ」(素朴社)、「コーヒーの処方箋」「珈琲一杯の薬理学」「医食同源のすすめ 死ぬまで元気でいたいなら」(以上医薬経済社)など。