ISBNコード978-4-08-786029-0
四六判 ソフトカバー 224ページ 1,200円(本体)+税
2013/12/13発売
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「一度、死んでみましたが」
著者:神足裕司
重度くも膜下出血に倒れた
人気コラムニスト・神足裕司。
絶望的状況から、奇跡の回復!!
涙と笑いのスーパー闘病エッセイ。
テレビ、ラジオ、雑誌など他方面で活躍していた人気コラムニスト、神足裕司。
2011年9月、突然の重度くも膜下出血で絶望的な状態となったが、奇跡の回復。
命と正面から向き合う日々を綴ることで、コラムニストとして再生を遂げる!
「書くことが、生きること」。これは一人の人間の、命の叫びの記録である。
「どうしても書かなくてはならなかった。
ボクには唯一、書くという機能を神さまが残してくれていた。
脳のほうはさっぱりだけど、書くことができる。
書くことが生きていてよいと唯一、言ってくれている気がするから、
ボクは書き続ける。
これからもボクはつまらなくても、忘れても、書き続けると思う。
だから、これからもずいぶん、おもしろい人生を送ることができそうだ。
迷惑をかけてしまうかもしれないが、これからが楽しみだ。
書くことが、生きることなのだ。書いて、書いて、書きまくるぞ」
(「あとがき」より)
【各界からのメッセージ】
◆
高山文彦
(作家)
神足! 君が生き抜いてくれることを、心から祈っている。
昼も夜も、君のことばかり考えている。
いやな奴に生き返られてしまった。
あちら側を見てきたコラムニストは、鬼に金棒だ。
人間の生命力の不思議。家族、友人、医療と
リハビリにかかわった人たちとの熱い交歓、言葉を書く喜び……。
正直いって、もうだめなんじゃないかと思っていましたが、
なんと自分ひとりの手で書き上げてしまいました。
感動します。ぜひ、みなさん読んでください!
◆
西原理恵子
(漫画家)
あんだけ好き勝手したのになあー!
なんて素敵な家族に恵まれたんだか。
あんた、それ奇跡やでー!
言葉はまだ、あまりうまく喋れないけど、
脳みそはまんま。手が、使えるから文章かける。
で、また本出してます。
皆さん、よろしくお願いします!
◆
水道橋博士
(タレント)
文化系不良、体育会系文の人。
先輩の遺言が心に染み入る。
物書きが人生に書き忘れたことを綴っている。
つつがなく生きているときは誰もが気がつかないが、
人生とは、誰もが大いなる遺書を書くいとなみだ。
人生は酔生夢死であり、酔生夢生なのだ。
この本を読みながら、心のなかでポール・マッカートニーの
『死ぬのは奴らだ、Live and Let Die』が流れ続けた。
そして人生の本質はLive and Let liveであることを知った。
神足裕司は二度死ぬ。カッコイイ!
確かに人生は椅子取りゲームだ。
しかし、それは車椅子でも参加できる。
亡き父と、生きるコウタリンが教えてくれた。
◆
小島慶子
(タレント・エッセイスト)
ほんとに死んじゃうかと思ったよ!!!!!
おかえり、神足さん。
【目次】
●まえがきにかえて「パパがお家に帰ってきた」 神足明子
●第1章 生きているということ
●第2章 リハビリの日常
●第3章 過去からの呼び声
●第4章 コータリさんからの手紙
●第5章 広島! 自分を取り戻す場所
●あとがき「書くことが、生きること」
著者紹介
神足裕司(こうたり・ゆうじ)
1957年8月10日、広島県広島市生まれ。コラムニスト。広島市立袋町小学校、
修道中学校、修道高校を経て、慶應義塾大学法学部政治学科卒業。
学生時代からライター活動を開始、1984年に発表した渡辺和博との共著 『金魂巻(キンコンカン)』はベストセラーになる。
その後、テレビ、ラジオ、CM、映画など、幅広い分野で活躍。
2011年9月3日、くも膜下出血に倒れ、現在、リハビリ中。
本書は本格的なコラムニスト復帰への第一弾となる。