集英社ビジネス書

書籍情報
本当は偉大だった 嫌われ者リーダー論
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ISBN978-4-08-786077-1
2,300円(本体)+税
2019/12/13発売
本当は偉大だった 嫌われ者リーダー論
著者:鹿島 茂
雑音は聞かない! 直感を信じよ! いつか歴史が正しさを証明してくれる!!
激動の時代に国家の岐路に立たされ、どんなに当時の人々に嫌われても、苦渋の決断をし、信念を貫いて正しいと思うことを成し遂げた、5人の“嫌われ者リーダー”の物語。
彼らこそが、その国を救い、新たな未来を作った。

東西の傑出したリーダーをフランスで3人、アジアで2人、取り上げた著者渾身の一作。第二次大戦中、ナチスに占領されたフランスに対し、ひとりで別の政府をロンドンで宣言し、人々を鼓舞して結果的に戦勝国に導いたシャルル・ド・ゴール。
17世紀のヨーロッパ、新教徒と旧教徒の争いの中、諸外国との争いからフランスを守り抜きフランスの王権を確立し強国に育てた宰相リシュリュー。
19世紀末、フランス革命後のパリにてナポレオン3世の懐刀として、今も世界中から観光客が押し寄せる“花の都パリ”を作ったウージェーヌ・オスマン。
激動の中国近代史を父・蒋介石と共に指導者として生き抜き、最終的には台湾に渡って、台湾の近代化と台湾人のための国づくりを進めた蒋経国。
幕末の動乱期に、朝廷と幕府の間にはさまれ、融合を図るも失敗。諸外国の思惑を外に内戦の危機から日本を救った最後の将軍・徳川慶喜。
彼らの決断こそが、今に続く繁栄の礎になったことを、人々はもっと知るべきであろう。

5人のリーダーを通して「真のリーダーである要件とは何か?」について考えさせられる。人の上に立つリーダーの孤独と、己の信念の貫き方を知る一冊。

(目次)
第1章:フランスを戦勝国に導いた大統領
    シャルル・ド・ゴール

第2章:“花の都”パリを生み出したスーパー官僚
    ジョルジュ=ウージェーヌ・オスマン

第3章:フランスを統一国家として強国に育てた宰相
    リシュリュー

第4章:「台湾人」のための「台湾」を築いた中華民国総統
    蒋経国

第5章:朝廷を尊重し、内戦を回避した最後の将軍
    徳川慶喜
著者紹介
鹿島 茂(かしま・しげる)

フランス文学者。明治大学教授。専門は19世紀フランス文学。
1949年、横浜市生まれ。1973年東京大学仏文科卒業。1978年同大学大学院人文科学研究科博士課程単位習得満期退学。現在明治大学国際日本学部教授。
1991年『馬車が買いたい!』でサントリー学芸賞受賞、2000年『職業別パリ風俗』で読売文学賞評論・伝記賞を受賞するなど、数多くの受賞歴がある。膨大な古書コレクションを有し、東京都港区に書斎スタジオ「NOEMA images STUDIO」を開設。書評サイト「ALL REVIEWS」を主宰。著書は『蕩尽王、パリをゆく 薩摩治郎八伝』(新潮選書、2011年)『渋沢栄一 I 算盤篇』、『II 論語篇』(文藝春秋、2011年/文春文庫(上・下)、2013年)、『進みながら強くなる−欲望道徳論』(集英社新書、2015年)、『日本が生んだ偉大なる経営イノベーター 小林一三』(中央公論新社、2018年)、『フランス史』(講談社選書メチエ、2019年)など多数。

公式サイト: http://www.noema.co.jp/Kashima_Shigeru.html
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