はじめに
いきなりですが、あなたに質問させてください。
毎日満員電車に乗るのは、好きですか?
イヤな上司に頭を下げるのは、楽しいですか?
意地悪なお客さんにペコペコしていて、幸せですか?
サービス残業をやらされて、達成感や満足感が得られていますか?
そうやって心身ともにすり減らして、満足できる給料をもらっていますか?
私は企画段階から、この本のタイトルに「年収650万円」という金額を入れることを決めていました。おそらく「年収1000万円」とか「年収3000万円」にしたほうが、本としては売れるでしょうが、あえて650万円にこだわったのです。
満員電車に乗ることもなく、イヤな上司にこびることもなく、お付き合いしたいお客さんだけを集めて、働いた分だけ稼げる仕事をする−−。これらの条件をすべてクリアして、多くの人が達成可能な金額が、650万円だからです。
あなたもある職業に就いたとき、きわめて高い確率で、こうした働き方ができます。
大したストレスも抱えることなく、それなりの収入を得られるのです。
それでは、あなたがやるべき仕事とは? ズバリお答えしましょう。
あなたはこれから「コンサルタント」になるのです。
いきなりの提案に、あなたは驚いているはずです。「自分には無理だよ。コンサルタントなんて……」と思っているかもしれませんね。
だとしたら、それはあなたがコンサルタントと聞いて、「経営コンサルタント」をイメージされたからではないでしょうか。
実際、経営コンサルタント以外にも、さまざまな専門コンサルタントがいます。
例をあげたら切りがないくらい、多種多様なコンサルタントが存在していて、みなさんそれなりに稼いでいるのです。
もちろん、個人事業主ですから、イヤな上司はどこにもいません。
意地悪そうなクライアントは、最初から断ってもOK。通勤ラッシュとは無縁の生活もできますし、働けば働いただけお金になります。
コンサルタントというのは、実に理想的な職業なのです。
「でも、自分にはコンサルできるようなノウハウがない。大した資格も持っていないし、学歴だってあるわけじゃない……」
そんなふうに思ったとしたら、これまた認識が間違っています。
私に言わせれば、ほとんどすべての社会人が、コンサルのコンテンツを持っています。その理由は、本書で詳しく解説していきます。
あなたが乗り越えるべきハードルは、クライアントをどう集めるか? 集めたクライアントから、どうお金をもらうか?
たったこれだけをクリアすれば、あなたも「コンサル起業」ができるのです。
かく言う私も、資格も学歴もほとんどない個人事業主から、コンサルタントに転身した一人です。現在は「セミナーコンサルタント兼セミナープロデューサー」「起業コンサルタント」「出版コンサルタント」として活動しています。
そうした体験から導き出したノウハウを、この本ですべて公開します。
あなたがコンサルのコンテンツを見つけて、年収650万円を稼げるようになるための具体的なメソッドが、余すところなく詰まっているわけです。
現在、サラリーマンの平均年収は、約400万円と言われています。そして、ある統計によれば、幸せだと実感できる年収は、約700万円からだそうです。
年収650万円は、幸せの実感まであと一歩。1年間の稼働日数250日として、一日あたりで必要な利益は3万円弱。実現できそうだと思いませんか?
このまま苦行を続けて人生を終えるのか、苦行から解放されて年収650万円を目指すのか……。道は2つに分かれています。
私は「コンサルタントになれ!」と言うつもりはありません。ですが、こういう生き方があることも、知っておいて損はないと思います。そこから世界が広がり、未来が広がります。実際にやるかやらないかは、とりあえず本書を一読してから、決めてみてもいいでしょう。
14ページからの「こんなにいろいろなコンサルタントがいる1・2」で、多種多様なコンサルタントの一部ですが、ご紹介します。参考にしてください。
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